兄弟のいる家庭なら必ずといって良いほど問題になる兄弟ケンカ。うちの子たちももちろんやってます兄弟ケンカ。今年の夏休みから激しい兄弟の戦いが始まりました。年子の男の子兄弟ですから当然といえば当然ですが、それまで親がイライラするほどのケンカはほとんどなかったので同様してしまいました。
それから、3か月試行錯誤をして現在フランスの秋休み(フランスでは、8週間ごとに2週間の休みがあります。)ですか子供二人いる環境でも穏やかにケンカもなく仲良くすごしています。ドキドキせずに家で仕事ができるようになりました。この記事では、うちの子たちに実践した兄弟ケンカ対策から、子供たちの兄弟ケンカに悩むママさん、パパさんの参考にしていただきたいアイディア4つを紹介したいと思います。
うちの子の兄弟ケンカ対策3つ
- 物理的に距離を置く。
- 兄弟ケンカをジャッジしない。
- 家族会議を行う。
1.物理的に距離を置く。
兄弟ケンカがはじまったり、激しくなったら子供たちの距離を物理的に置くのは良いアイディアです。家のサイズにもよりますが、子供部屋がそれぞれある場合は、それぞれの部屋に強制的に行かせます。それぞれの部屋がない場合でも、リビングと子供部屋、リビングとキッチン、などお互いの姿が見えない場所がいいとでしょう。
うちのルールは、こうです。
ケンカがはじまったら
ケンカをやめてね。
3回注意してもケンカが収まらなかった場合、または、ヒートアップして手が出てしまった場合は、各自の部屋に強制退去です。この時は、どちらの話も受け入れません。親は冷静に事務的に子供たちを部屋に促します。
ケンカの時は、双方の話を聞いた方がいいんじゃないの?
わたしたちの経験から、ケンカ直後の蓋が外れた状態の子供の話を聞くのは難しいです。双方意見もありますし、さらにヒートアップしてしまいます。まずは、落ち着かせることが必要です。うちでは、この強制退去時間を3分と決めています。時間がきたら
3分経ったよ~!!
それだけです。
3分で落ち着いた子供たちは何事もなかったかのように又二人で遊びだします。もし、3分前のケンカの内容で子供に伝えなくてはいけないような重大なことがあった場合、もしくは、3分経っても子供が納得していなかった場合は、別々の部屋で子供の話を聞いて話をします。ほとんど場合は兄弟ケンカ両成敗どちらも、どちら。3分前のケンカについては、ノータッチです。
食事の際、車に乗っている時など物理的に距離を置くのが難しい状況では、『3分間の沈黙』を実施しています。親も含めて3分誰も言葉を発してはいけません。相手をからかうことも禁止されています。
この『3分の強制退去』と『3分の沈黙』のルールについていは、別の記事でも書きました家族会議で、子供たちも含め家族で決めたルールです。自ら決めたルールなのでちゃんと子供たちも守っています。
2.兄弟ケンカをジャッジしない
兄弟ケンカは、親がジャッジしません。親は、ケンカも止めません。「ケンカやめてね。」とは、いいますがケンカを止めるのは本人たちです。3回注意をしても収まらなかったり、危険なことをしたら『3分の強制退去』が執行されるだけです。親が子供のケンカの仲裁をしたり、「どうしたの?」と、中に入ってしまっては毎回ケンカの度に親が出動しなくてはいけません。私たちが心がけていることは常に感情的にならないように対応をします。
見えないところで起こったことで子供たちがジャッジを求めてくることがあります。それでもわたしたちは、
自分たちで解決してごらん。
親が仲裁に入ることも、裁判官をすることもありません。そのうち二人でちゃんと解決法を導き出すようになりました。
3.家族会議を行う
うちでは各週で家族会議を行っています。毎週、どんなことが楽しかったか、良かったか、悲しかったか自分たちの意見を言い合います。
家族会議の効果は、ケンカの時のルールを自分たちで決めたりするだけでなく、話を家族みんながお互いの話を聞く、自分の言いたいことをきちんと発言できる。という場を作るだけでなんかスッキリしてみんが笑顔になれるという効果があります。
兄弟ケンカの時に親が注意すること
最後に私たちが注意していることは、親は、子供の見本にならなくてはいけません。兄弟ケンカでイライラしてしまってついつい感情的に大きな声を出しそうになってしまったり、冷静な対応が必要です。
兄弟ケンカを自分たちで解決したいとき、相手や自分が感情的になっては解決できるものもできなくなってしまいます。親は、子供たちのケンカに振り回されることなく冷静でいましょう。親が子の落ち着いた対応を続けていると子供のケンカ自体が少なくなります。最近では、強制退去もほとんどなくなりました。
仲が良すぎで二人でやんちゃなことをするようになりましたが、それは又別の問題です…。それでも、兄弟ケンカより数倍可愛いもので親も心穏やかにいられます。
さいごに
ここまでケンカが良くないような書き方をしてしまいましたが、兄弟ケンカ自体は親は大変ですが、子供が学べるものはたくさんあります。
そして、兄弟ケンカは当然あるもので、とても自然なことです。当たり前のことですから、大きな心で親が構えてあげるだけで子供たちの反応も変わってきます。
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