こんにちは。せかいママです。フランスで年子の男の子を子育て中。
この記事では、
兄弟喧嘩が多すぎる…。
テレビを見る時間が多すぎない!?
家族の中でなかなか改善できない問題があるなら、ぜひ試してい頂きたい
家族会議で得られる効果と、おすすめのやり方を説明しています。
家族の問題をみんなで話し合うための『家族会議』。
『家族会議』で得られることは、家族で解決法を見つけるということだけではありません。一生ものの対話力を身につけることができます。
『家族会議』に必要なものは、紙とペンと家族みんなの時間。是非お試しください!!
『家族会議』で得られること4つ
- 子供がルールを守りやすい
- 子供のプレゼン力が育つ
- 人の話を最後まで聞く力がつく
- 笑顔が増える
子供がルールを守りやすい
家族会議は、みんなが意見を出し合ってルールを決めていきます。
もちろん、そのルールを決めるのは親だけでなく子供も含め家族全員で決めます。
家族のルール破ったからと日常生活で親が唐突にルールを作ることがありますが、おすすめしません。新しい家族のルールを作るのに一番いいタイミングは、親も子供も落ち着いている時です。
『家族会議』中に作られたルールは、自分たちで決めた。という、思いがあり子供たちがきちんと守ってくれています。親が子供たちに守ってもらいたい新ルールを設定するときも上手に子供たちを誘導して最終的にみんなで決めたルールをつくるようにしましょう。
親が一方的に作ったルールは子供たちは、ルール違反をしがちですが、自分で決めたルールは素直に守ってくれます。ルールに無理があったり、問題があれば次回の『家族会議』で議題にあげればいいのです。
子供のプレゼン力が育つ
これは特に弟君(5歳)の成長に強く感じたことです。伝える力、話す力が驚くように育ちました。
自分が問題に感じていることを伝える、自分の気持ちを話すってすごく大事なことだけど子供には結構ハードルが高いです。特に兄弟がいる環境だといつもお兄ちゃん(6歳)おしゃべりの語彙力とおしゃべりパワーに押されてしまっていました。
後ほど『家族会議』おすすめのやり方で書きますが、ちゃんと話を聞いてくれる、受け止めてくれている状況で最後まで言い切ることができた成功体験は弟くん(5歳)の大きな自信になりました。日本では小さい時にあまりない教育ですが、欧州ではプレゼン力は小さいうちから鍛えたいとても大事な能力です。伝える力に自信がついてから、学校生活(園生活)や友達、知らない大人つまり誰に対しても自信を持った話方ができるようになりました。
人の話を最後まで聞く力がつく
欧州では、自分の意見を発することは大事なこととされていることは先ほど述べました。そして実は、人の話を聞くことも欧州ではとても大事なマナーとして小さいころから教育されます。
人の話に口を挟まない。誰かが話している時に割り込まない。大人の話に子供が割り込んでくることも大きなNGです。これ、日本では結構守られていないことが多いんじゃないですか!?
家族会議を通して、この最後まで聞く力を大きく成長させたのは、お兄ちゃん(6歳)です。
我が家の家族会議では、発言者の発言中は何物にも邪魔されません。聞く方は、反発意見や、賛成意見があっても発言が終わるまで待ちます。
特に反対意見がある時、発言者の言い分を最後まで聞くのは練習や経験が必要です。
たとえば、弟君が「お兄ちゃんが、おもちゃを貸してくれなくて悲しかった。」そこで、お兄ちゃんは思います。「この前、おもちゃを貸したら壊されたから。もう、貸したくない!!」そして、その主張を今すぐみんなに聞いてもらいたい。でも弟くんの話が終わるまで待たなくてはいけません。何度目かの『家族会議』が終わる頃は、お兄ちゃんきちんと人の話を最後まで聞く力が付きました。
きちんと5歳、6歳でも発言して、聞いて、討論ができるのです。
笑顔が増える
ただ、それぞれが家族に言いたいことが言えて、家族がちゃんと最後まで聞いてくれるだけでなんかモヤモヤがなくなって笑顔になれるんです。
会議だからちゃんと、解決方法まで話をもっていかなくてはいけない!!とか、考えなくて大丈夫です。もちろん、そこまでできたら素晴らしいですが、どんな問題をみんなが感じているのか、さらには自分の問題と考えていることを家族に共有してもらうだけで家族がすごくいい方向にすすみます。つまり笑顔が増える!!
実際、『家族会議』を始めてから兄弟喧嘩は格段に減りました。お兄ちゃんの気持ち、弟君の気持ち、親の気持ち、落ち着いた環境で聞く機会はなかなかありません。それができるのが『家族会議』です!!
『家族会議』のやり方
我が家の場合は、子供がまだ字をスラスラ書くことができないので議長と書記をパパさん、ママが交代で行っています。子供がもうちょっと大きくなったら子供たちに議長と書記をやってもらいたいと考えています。
流れは、まず議長が前回の議事録をサラッと読み返します。その後、一人ずつ話をします。家族会議に慣れてくるまでは、この一番最初に話す人は、親がするといいでしょう。子供たちは、そのうち親の真似をして同じように話をするようになります。
話す内容は
- 前回の家族会議から改善されたこと、よかったこと。楽しかったこと。etc…
- 今問題だと思っていること。
- ↑改善するためのアイディアがあれば提案。アイディアなければ家族に相談。
大事なことは、議論が始まるのは全員が話を言い終わった後からです。まずは、全員が話をしてから。
『家族会議』注意するべき点
- 発言者が言い終わるまで他の者は発言するのを待つ。
一番大事なことです。発言者は安心して最後まで発言する必要があります。
我が家では、公園で拾った松ぼっくりを使っていますが、発言者はこの松ぼっくりをマイクのように握りながら発言します。もちろん、これは松ぼっくりじゃなくていいです。お家にあるもので代用してください。
我が家ではこのマジック松ぼっくりを握っている人は最強です。誰にも邪魔されずに発言をすることができます。他の者は、発言がゆるされません。ちなみに我が家のマジック松ぼっくりは、『家族会議』の間だけでなく、常に食卓のテーブル上にあります。
- 子供が飽きたら 「すぐ終了!!」
長い時間で、子供が飽きてしまった場合。子供が集中していないと感じていれば、みんなが話をしたところで終わりにして次回に続きを話しましょう!!でいいです。そのうち、ちょっと長めの会議でも子供が苦なく参加できるようになります。
会議に慣れてくると、自分で発見があったときや両親にお願いしたいことなどがある時、次回の『家族会議』で話そうと、作戦を立てながら会議に参加してくるようになります。
解決策まで会議が行かなくて会議が終わってしまう場合。注意すべきことは、会議終了は、全員が発言してからということです。
- 発言内容をノートに書き留める。
書き留めるというのは、子供の話を受け止めているという印象になります。自分の発言が尊重され、公平に扱われているという感じます。また、第1回の家族会議からずっと歴史が残るのでママも含め家族みんなの成長を感じられることができます。
さいごに
家族会議は、5歳からでも参加できて素晴らしい効果がたくさんです。ぜひ、みなさんの家族の笑顔が増えますように。家族会議やってみてください。
Comments